富士山と五つの湖

標高830m~1,000mの富士山山麓一帯に点在する五湖は、太古のおもかげをそのままに澄みきった水をたたえ、美しい曲線美を見せる裾野には、青木ヶ原樹海や珍しい植物があります。
裾野を展望するには、天上山(河口湖)~紅葉台(鳴沢)~足和田山(五湖台)~パノラマ台(精進)があります。



富士山のおいたち

~ 富士山って、どんな火山?~

富士山は富士箱根伊豆国立公園に指定され、日本のシンボル的な存在です。ゆるやかに裾野をひく美しい円錐形の山容は、古来から多くの人々を魅了してきました。しかし、その美しい山容は、はるか昔からくりかえされた噴火によって成長してきたものです。ここでは、現在の山体ができあがるまでの富士山のおいたちをふり返ってみましょう。

小御岳火山の時代

今の富士山五合目 海抜2,305m

今から約70~20万年前に、現在の富士山よりやや北側に小御岳火山(海抜2,305m~現在の富士山五合目)と呼ばれる火山が誕生しました。
その山体の一部は、吉田登山口と河口湖登山口五合目の小御岳神社付近(現在の五合目)で今も見ることができます。

古富士火山の時代

10万年くらい前~ 海抜3,000mの富士山を形成

約10万年前になると、小御岳火山の中腹で、古富士火山が噴火を開始しました。
古富士火山は爆発的な噴火をくりかえし、少なくとも4回の山体崩壊を発生させました。そして、海抜3,000mくらいまで噴火しました。

富士山

~今の富士山 海抜3,776m

約1万年前になると、古富士火山を覆うようにして新富士火山(現在の富士山)が噴火を開始しました。
新富士火山は、ねばりけの小さい玄武岩質の溶岩を流し、約1万年前~8千年前頃には、現在の美しい富士山を形成し、海抜3,776mの日本の最高峰となりました。そして流出した大量の溶岩は、静岡県の三島市や山梨県の大月市付近までも到達しました。

富士山と五つの湖

富士五湖から富士山頂までの経路を詳しく記した地図です。

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富士山総合パンフレット

富士山に関する情報を総合的に盛り込んだパンフレットです。

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